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J-GLOBAL ID：200902284586026429   整理番号：09A0291249

金属触媒不斉反応のためのキラルなスピロ配位子の開発

Development of Chiral Spiro Ligands for Metal-Catalyzed Asymmetric Reactions

著者 (6件)： BAJRACHARYA Gan B. (The Inst. of Scientific and Industrial Res. (ISIR), Osaka Univ.) ,  ARAI Midori A. (The Inst. of Scientific and Industrial Res. (ISIR), Osaka Univ.) ,  KORANNE Priti S. (The Inst. of Scientific and Industrial Res. (ISIR), Osaka Univ.) ,  SUZUKI Takeyuki (The Inst. of Scientific and Industrial Res. (ISIR), Osaka Univ.) ,  TAKIZAWA Shinobu (The Inst. of Scientific and Industrial Res. (ISIR), Osaka Univ.) ,  SASAI Hiroaki (The Inst. of Scientific and Industrial Res. (ISIR), Osaka Univ.)
資料名： Bulletin of the Chemical Society of Japan  (Bulletin of the Chemical Society of Japan)
巻： 82  号： 3  ページ： 285-302 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： G0450A  ISSN： 0009-2673  CODEN： BCSJA8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では金属配位ユニットとしてのN-複素環を有するキラルなスピロ配位子の開発と,金属触媒不斉反応におけるそれらの利用に関する著者らの研究に焦点を当てる。スピロビス(イソオキサゾリン)配位子(SPRIX),スピロビス(イソオキサゾール)配位子,およびスピロ(イソオキサゾール-イソオキサゾリン)配位子はキー工程として対応するジオキシムの分子内二重ニトリルオキシド環状付加を経由して容易に合成することができた。オレフィンの新奇な活性化が,エナンチオ選択的酸化的環化におけるこれらのスピロ配位子のPd^II錯体により示された。例えば,オキシ-パラジウム化を経由するジアルケニルアルコールの不斉逐次環化により二環状エーテルが優れたエナンチオ選択性で得られ,アミノカルボニル化のエナンチオ選択的バージョンが初めて進行した。他の従来公知のキラル配位子ではこれらの反応を促進することに失敗した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 配位子 ,  *配位子効果 ,  *スピロ化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  触媒活性 ,  触媒反応 ,  不斉合成 ,  環状付加 ,  オキシム ,  ニトリルオキシド ,  パラジウム錯体 ,  パラジウム触媒 ,  *イソオキサゾール類 ,  キラリティ ,  配位子合成

分類 (2件)： オキサゾール,イソオキサゾール  (CF07080Y) ,  貴金属触媒  (CB06122I)

引用文献 (123件)：

• 1) a) Comprehensive Asymmetric Synthesis I–III, ed. by, Springer, Berlin, 1999.
•  b) Catalytic Asymmetric Synthesis, 2nd ed., ed. by I. Ojima, Wiley-VCH, New York, 2000.
• 2) a) R. Noyori, H. Takaya, Acc. Chem. Res. 1990, 23, 345.
•  b) W. Tang, X. Zhang, Chem. Rev. 2003, 103, 3029.
•  c) A. Pfaltz, Acc. Chem. Res. 1993, 26, 339.

タイトルに関連する用語 (5件)： 金属触媒 ,  不斉反応 ,  キラル ,  配位子 ,  開発