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J-GLOBAL ID：200902284803820350   整理番号：09A1223863

バイオディーゼル廃グリセロールの有効利活用技術 微生物を活用したバイオポリマーへの物質変換

著者 (5件)： 佐藤康治 (北大 大学院工学研究科) ,  田島健次 (北大 大学院工学研究科) ,  松島得雄 (アグリバイオインダストリ) ,  大嶋武 (北清企業) ,  棟方正信 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 環境技術  (Journal of Environmental Conservation Engineering)
巻： 38  号： 11  ページ： 774-778  発行年： 2009年11月20日 
JST資料番号： S0796A  ISSN： 0388-9459  CODEN： KAGIDX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオエタノールと同様に,新しいバイオマス由来エネルギー原料としてバイオディーゼル燃料(BDF)が注目されている。BDFの製造には,グリセリンを主成分とする副生成物(廃グリセリン)が約20%発生する。この廃グリセリンに含まれる成分は,微生物による物質生産のための原料となる可能性がある。また,微生物を用いた製造プロセスにおいては複雑な組成物を用いた場合でも必要な物質を選択的に利用するため,前処理をする必要がないなどの利点がある。本稿では,BDF製造時に発生する廃グリセリンの微生物によるバイオポリマー「ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)」および「バクテリアセルロース(BC)」への変換について述べる。

シソーラス用語： *ディーゼル燃料 ,  *廃物利用 ,  持続可能な開発 ,  廃棄物 ,  生体高分子 ,  ポリヒドロキシアルカン酸 ,  セルロース ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール ,  バイオディーゼル燃料 ,  バクテリアセルロース

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： グリセロール

引用文献 (7件)：

• CHEN, G. Q. A microbial polyhydroxyalkanoates (PHA) based bio-and materials industry. Chem. Soc. Rev. 2009, 38, 2434-2446
• CHOI, J. Process analysis and economic evaluation for poly (3-hydroxybutyrate) production by fermentation. Bioproc. Eng. 1997, 17, 335-342
• LEE, S. Y. Production of medium-chain-length polyhydroxyalkanoates by high-cell-density cultivation of Pseudomonas putida under phosphorus limitation. Biotechnol. Bioeng. 2000, 68, 466-470
• MANAIA, C. M. Pseudomonas thermotolerans sp. nov., a thermotolerant species of the genus Pseudomonas sensu stricto. Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 2002, 52, 2203-2209
• 田島健次. バクテリアセルロースを用いた新規デバイスの開発. セルロース学会第16回年次大会講演要旨集, 2009. 2009

タイトルに関連する用語 (6件)： バイオディーゼル ,  廃グリセロール ,  活用 ,  微生物 ,  バイオポリマー ,  物質変換