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J-GLOBAL ID：200902284965635327   整理番号：09A0265687

XII.環境にやさしい高分子材料の設計(1)二酸化炭素の固定化と材料合成への応用

著者 (2件)： 遠藤剛 (近畿大 分子工研) ,  落合文吾 (山形大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 45  号： 3  ページ： 118-123  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 二酸化炭素はその化学的な安定性から未だこれを原料とする有用な工業プロセスは限られているが,二酸化炭素を変換する有効な手法が確立できれば,今後の循環型社会の構築において重要な技術となる。本稿では,二酸化炭素を共有結合的あるいは非共有結合的に固定化するかに大別して紹介した。非共有結合型としては,アミジン類による固定化を述べ,可逆的なイオン液体や二酸化炭素の除去・濃縮への利用を紹介した。又,共有結合型の固定化として,以下の項目について述べた。1)二酸化炭素の化学的変換による低分子化合物の合成,2)二酸化炭素をモノマーとする高分子合成,3)二酸化炭素とエポキシドの反応により得られる五員環カーボナートを利用する高分子合成と五員環カーボナート構造をもつ高分子の合成。

シソーラス用語： *二酸化炭素 ,  *二酸化炭素固定化 ,  電子密度 ,  イオン結合 ,  *化学合成 ,  炭酸塩 ,  環状構造 ,  温室効果ガス ,  ポリウレタン ,  ポリカーボネート ,  架橋【高分子】 ,  高分子反応 ,  共有結合 ,  重合 ,  環状エーテル ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物 ,  アミジン類 ,  循環型社会

分類 (3件)： 有機化学反応一般  (CF02010Q) ,  五員複素環化合物一般  (CF07071E) ,  重合反応一般  (CG04010H)

物質索引 (2件)： DBU ,  尿素

引用文献 (66件)：

• 環境白書. 2006
• 日本プラスチック工業連盟による世界のプラスチック統計. http://www.jpif.gr.jp/5topics/conts/world2_c.htm
• PEREZ, E. R. Tetrahedron Lett. 2002, 43, 4091
• PEREZ, E. R. J. Org. Chem. 2004, 69, 8005
• HELDEBRANT, D. J. J. Org. Chem. 2005, 70, 5335

タイトルに関連する用語 (6件)： 環境 ,  高分子材料 ,  設計 ,  二酸化炭素 ,  固定化 ,  応用