抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実証実験航海は凪状態から時化状態まで3回行われた。バラスト状態では喫水約4m,満載状態では喫水約7m,イーブントリムであった。非気泡吹き出し状態において,船速はバラスと,満載共に約13ノット,主機馬力はCPP翼角17度の状態で,バラストで約3,400PS,満載で約3,500PSであった。5台のブロワはそれぞれ吹き出しをon/off制御した。結論として,1)気泡吹き出しにより主機馬力が低減し,船速はわずかに増加した;2)気泡吹き出しによりバラスト状態における船体抵抗は最大11%低減した;3)空気吹き出し用ブロワの所要動力を考慮した正味の省エネ効果として,満載とバラストの平均で,ブロワ2台で4.4%,3台で5.3%が得られた;4)空気吹き出しにより,船尾振動が増加する場合があった。これらから,空気潤滑法は省エネデバイスとして有効であることが示されたと述べた。