文献

J-GLOBAL ID：200902285061990280   整理番号：08A1182624

ポリエチレングリコールアミンとC₆₀の無溶媒修飾反応

Solvent-free chemical modification of fullerence C₆₀ by an amino-terminated polyethylene glycol

著者 (4件)： 奥山学 (三菱化学科学技術研セ 生産技研) ,  寺本朗 (東北大 大学院工学研究科 超臨界溶媒工学研究セ) ,  渡邉賢 (東北大 大学院工学研究科 超臨界溶媒工学研究セ) ,  猪股宏 (東北大 大学院工学研究科 超臨界溶媒工学研究セ)
資料名： 炭素
巻： 2008  号： 235  ページ： 268-274  発行年： 2008年11月17日 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： C₆₀とアミノ化ポリエチレングルコール(アミノPEG)の無溶媒修飾反応(SFM)に関する反応温度,反応時間,攪拌,C₆₀粒径および反応雰囲気に及ぼす影響を検討した。回分式反応器に0.04gのC₆₀,2gのアミノPEGを充填して,空気,窒素あるいは酸素雰囲気下で攪拌しながら60°Cに昇温して1~24h反応した。転化率を未反応C₆₀の重量測定とHPLC分析で求めて,アミノPEG修飾C₆₀の分子量をGPCで求めた。その結果,C₆₀とアミノPEGのSFMの転化率はトルエンの反応のそれに比べて1.5倍の転化率になり,反応時間を半分以下に短縮でき,空気雰囲気下で最も活性が大きかった。また,Shriniking-coreモデルで反応をモデル化して,反応機構を考察した。

シソーラス用語： *フラーレンC60 ,  *化学修飾 ,  *アミノ化 ,  *ポリエチレンオキシド ,  回分反応器 ,  *化学反応 ,  転化率 ,  反応時間 ,  粒径 ,  反応機構 ,  シミュレーションモデル
準シソーラス用語： 反応モデル ,  *無溶媒反応

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  高分子と低分子との反応  (CG03020L)

引用文献 (12件)：

• KROTO, H. W. Nature. 1985, 318, 162-163
• KROTO, H. W. Chem. Rev. 1991, 91, 1213-1235
• KROTO, H. W. Special Issue on Fullerenes. Carbon. 1992, 30, 8
• HIRSCH, A. The Chemistry of the Fullerenes. 1994
• NAKAJIMA, N. Fullerene Sci. Technol. 1996, 4, 1-19

タイトルに関連する用語 (3件)： C60 ,  無溶媒 ,  修飾