抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究ではD.J.Wattsが提案したベータモデルに基づきレギュラーグラフネットワーク(ReGN),ランダムグラフネットワーク(RaGN),スモールワールドネットワーク(SWGN)の構造を持つ3つの人工ニューラルネットワーク(ANN)を人為的に作成し,これらとバックプロパゲーション(BP)とリカレントネットワーク(RN)を加えた5つのネットワーク特性について,教師あり学習問題と教師なし学習問題に適用して比較検討した。また2輪駆動と光センサーをもつロボットの行動獲得にSWGNを用いてその有効性について検証した。これにより得た主な知見を次に示した。1)5つのANNモデルを比較すると,BPとRNについては固有パス長は小さいがクラスタリング係数は大きいこと,2)教師あり学習問題ではBPとRNに比して,提案した3つのANNモデルが圧倒的に早い学習を行えること,3つのANNではSWGNが最も速い収束となること,3)教師なし問題ではBPとRNが提案した3つのANNより早い収束をみせること,3つのANNではSWGNが最も速い収束をすること,4)RaGNが教師なし学習問題で収束しなかったことは,小さなクラスタリング係数のANNは固有パス長が小さくても性能が良くないこと。