ランダム衝撃力の確率モデルを用いた過渡音響出力の予測とそのノイズ低減への応用

MORIKAWA Koichi; KURAMOTO Yoshikazu; IWATSUKI Nobuyuki; NAGASAWA Masayoshi

文献

J-GLOBAL ID：200902285426044559 整理番号：08A0368491

ランダム衝撃力の確率モデルを用いた過渡音響出力の予測とそのノイズ低減への応用

Estimation of Transient Sound Power Using Probabilistic Model of Random Impact Forces and Application to Noise Reduction

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資料名：
巻： 2 号： 1 ページ： 342-353 (J-STAGE) 発行年： 2008年
JST資料番号： U0040A ISSN： 1881-3046 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

ランダム衝撃力によって励起された構造から放射される過渡音響の予測法と硬貨計算機の硬貨貯蔵箱の騒音低減設計について述べた。ランダム衝撃を代表するために,ランダム衝撃力の確率モデルを,衝突位置と衝撃の時間を確率変数として定義し,またその変数の確率密度関数を用いて導出した。衝突位置と時間の確率密度関数はガウスの確率分布として仮定した。各時間ステップで構造の振動変位を上述の確率変数を考慮した時間平均関数を通じて代表させた。過渡音圧はRayleigh積分方程式を用いることによって得られ,音響パワーは周波数領域における音圧分布を積分することによって評価した。確率モデルに基づく予測の精度をチェックするために,構造から放射される音圧と音響パワーを測定した。予測した周波数応答は低周波数領域で測定値とよく一致し,提案した確率モデルがランダム衝撃音響を予測するために有効であることを確認した。次に,上述の確率モデルを用いて,箱からの音響パワーを減らすために構造を修正した。この構造の修正において,音響パワーの優勢なモードのアンチノードを横切るように直列のヂンプルを追加した。音響パワーの測定の結果,提案した方法がノイズ減少設計に適用可能であることを確認した。(翻訳著者抄録)

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音波伝搬

引用文献 (11件)：

(1) Verhoeven, J., Excitation Force Identification of Rotating Machines Using Operational Rotor/Stator Amplitude Data and Analytical Synthesized Transfer Functions, Journal of Vibration, Acoustics, Stress, and Reliability in Design, Vol. 110, No. 3 (1988), pp. 307-314.
(2) D'Cruz, J., Crisp, J. D. C. and Ryall, T. G., Determining a Force Acting on a Plate-An Inverse Problem, AIAA Journal, Vol. 29, No. 3 (1991), pp. 464-470.
(3) Karlsson, S. E. S., Identification of External Structural Loads from Measured Harmonic Responses, Journal of Sound and Vibration, Vol. 196, No. 1 (1996), pp. 59-74.
(4) Kim, Y. R., Kim, K. J., Indirect Input Identification by Modal Filter Technique, Mechanical Systems and Signal Processing, Vol. 13, No. 6 (1999), pp. 893-910.
(5) Pezerat, C., Guyader, J. L., Identification of Vibration Sources, Applied Acoustics, Vol. 61, No. 3 (2000), pp. 309-324.

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