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J-GLOBAL ID：200902285689633575   整理番号：09A0965894

酸化スズ担持貴金属触媒の酸化還元処理による微細構造変化

Nano-structural changes of tin oxide-supported precious metal catalysts by oxidation-reduction treatment

著者 (5件)： 神内直人 (京大 大学院工学研究科) ,  室山広樹 (京大 大学院工学研究科) ,  松井敏明 (京大 大学院工学研究科) ,  菊地隆司 (東大 大学院工学系研究科) ,  江口浩一 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 触媒  (Catalysts & Catalysis)
巻： 51  号： 6  ページ： 377-379  発行年： 2009年09月10日 
JST資料番号： F0319A  ISSN： 0559-8958  CODEN： SHKUAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 貴金属としてロジウムやパラジウムを用いた酸化スズ担持触媒(Rh/SnO₂,Pd/SnO₂)に対して,酸化還元処理を行った際に起こる微細構造の変化を調べた。Rh/SnO₂とPd/SnO₂の両方とも,還元処理後にはcore-shell構造をした粒子の生成が確認された。また,Pd/SnO₂ではSnO₂担体へ溶け込んだ侵入型構造をしたPd粒子も観察された。一方,還元処理後に再酸化処理を行った結果,core-shell構造をした粒子は消失し,貴金属粒子の再分散が起こることが明らかとなった。還元処理後に観察された侵入型構造の粒子は再酸化処理下においても安定に存在していたことから,貴金属粒子の移動による凝集が抑制されると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *貴金属 ,  酸化スズ ,  *担持触媒 ,  多層構造 ,  酸化還元反応 ,  前処理 ,  分散強化 ,  金属-担体相互作用 ,  触媒活性 ,  ロジウム触媒 ,  パラジウム触媒 ,  X線回折 ,  電界放出顕微鏡 ,  X線光電子分光法 ,  球状化 ,  *ナノ構造 ,  変化 ,  コアシェル構造
準シソーラス用語： *貴金属触媒 ,  構造変化

分類 (1件)： 貴金属触媒  (CB06122I)

引用文献 (5件)：

• KAMIUCHI, N. J. Phys. Chem. C. 2007, 111, 16470
• 菊地. 第100回触媒討論会B, 2007. 2007
• KAMIUCHI, N. Appl. Catal. B. 2009, 89, 65
• OKANISHI, T. Appl. Catal. A. 2006, 298, 181
• TAKEGUCHI, T. Appl. Catal. A. 2003, 252, 205

タイトルに関連する用語 (5件)： 酸化スズ ,  担持 ,  貴金属触媒 ,  酸化還元処理 ,  微細構造