抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,長さ中央部を焼鈍した円管の塑性座屈を利用した締結ボルトについて実験と有限要素法を用いた数値計算により,円管の塑性座屈の形成と締結時における変形挙動と締付軸力の関係を調べる。円管長さは塑性座屈発生の荷重には影響を与えないが,締結時の軸力と変形に大きく影響する。長さが大きくなるにつれ円管の下端部がボルト頭部から逸脱するようになるため,締付軸力の増加は期待できない。円管の下端部がボルト頭と垂直状態で接触した状態で締結することによって,高い締付軸力が確保でき,最適な変形モードである。これにより,M20-8T,M24-10Tの高力ボルトと同等な設計軸力を有する締結ボルトを実現できた。(著者抄録)