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J-GLOBAL ID：200902286168922852   整理番号：08A0586148

カエル形状ギロの音発生メカニズム

Sound Generating Mechanism of Frog Shaped Guiros

著者 (2件)： IWATSUKI Nobuyuki (Dep. of Mechanical Sciences and Engineering, Graduate School of Sci. and Engineering, Tokyo Inst. of Technol.) ,  MORIKAWA Koichi (Dep. of Mechanical Sciences and Engineering, Graduate School of Sci. and Engineering, Tokyo Inst. of Technol.)
資料名： Journal of System Design and Dynamics (Web)  (Journal of System Design and Dynamics (Web))
巻： 2  号： 2  ページ： 596-609 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0040A  ISSN： 1881-3046  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カエル形状のギロは一方が開放された横穴を有した木製の打楽器である。木製のスティックでギロの裏面の鋸刃状の背びれをこする事により,ギロはカエルの声のような音を発する。励振力,応答加速度及び放射音圧がスティック及びギロに付けられた加速度計及びコンデンサマイクロホンで計測された。次に衝撃性の励振力及び音圧の関係を明らかにした。ギロの3次元固体モデルがX線CTスキャナ装置を用いて構築され,四面体要素から成る有限要素モデルが次に得られた。FEMモード解析により,カエル形状のギロは4種の主要な振動モードを有し,それらは,あくびモード及び歯を擦るモードの様なギロの口の動きによって特徴付けられた。背びれに沿って動く連続的な衝撃力により励起されるカエル形状のギロから発射される音圧の周波数スペクトルは理論的に推定された。推定された音圧は計測値と非常に良く一致しているので,カエルの音の様なギロからの発生音は再生する事ができる。更に背びれの運動点の移動変動及び励振力の大きさがカエルの音声の様な音を発生するのに影響がある事が明らかになった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カエル ,  *楽器 ,  *音響発生 ,  鋸刃 ,  振動励起 ,  力 ,  3Dソリッドモデル ,  有限要素法 ,  モード解析 ,  衝撃荷重 ,  音節 ,  周波数 ,  マイクロホン

分類 (1件)： 楽器音響  (BB03070Y)

引用文献 (8件)：

• (1) Hayashi, I., Iwatsuki, N., Morikawa, K., Yamamoto, K., Kotoh, Y. and Kagawa, Y., Study of the Sound Generating Mechanism of the Cricket, Proc. of Engineered Adaptive Structures III, (2001), pp. 35-43.
• (2) Kotoh, Y., Hayashi, I., Iwatsuki, N., Morikawa, K. and Kagawa, Y., Study of the Sound Generating Mechanism of Bell Cricket, CD-ROM Proc. of JSME Dynamics and Design Conference 2001, (2001), pp. 1-6 (in Japanese).
• (3) Watanabe, N., Study on Comfortability for the Synthesized Sound as the Cricket Singing, Graduation Thesis, Department of Mechanical Engineering II, Shibaura Institute of Technology (2002), (in Japanese).
• (4) Oki, S., Hayashi, I., Iwatsuki, N. and Morikawa, K., The Sound Generating Mechanism of Xenogryllus Marmoratus, CD-ROM Proc. of JSME Dynamics and Design Conference 2002, (2002), pp. 1-6 (in Japanese).
• (5) For example, Green, P. J. and Sibson, R., Computing Dirichlet Tesselations in the Plane, The Computer Journal, Vol. 21, (1978), pp. 168-175.

タイトルに関連する用語 (3件)： カエル ,  音発生 ,  メカニズム