抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東京にある商業施設91件を対象事例に,都市の商業施設での,外部・半外部・共用内部空間からなる公開スペースについて,その位置形状とアクセスとの関係や,形状や立体的広がりとの関係,さらに店舗の配置や敷地内貫通の有無につい検証した。そして,以下の結論を得た。1)公開スペースの空間的な構成に関し,深部へ誘導するものや,公開スペースを街路へ開放したような半公共的なものなど,13の構成類型を導いた。対象には様々な規模の商業施設があるが,規模を超えた構成類型を見出すことができた。特に,共用内部空間を有す商業施設は外部・半外部空間の公開スペースでも,深部への誘導的,または街路開放的な公開スペースを持ち,屋外空間も充実させるものが多かった。2)街路との連続性について着目し,13の構成類型について街路から店舗入口への経路を分析・検討した。その結果,街路から奥まった共用内部空間など一連の公開スペースを持つものと,街路近傍で完結させるもの各々に,街路と最も近い外部空間で店舗入口に至るものや,一旦深部へ引き込んでから店舗入口へ至るものがあり,街路との連続性を多様に持つことがわかった。