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J-GLOBAL ID：200902287384990648   整理番号：08A0224730

フライアッシュIV種を混和したポルトランドセメント-ケイ石微粉末-水系の水熱反応

Hydrothermal Reaction in Ordinary Portland Cement-Silica Powder System Containing Fly Ash Type IV

著者 (5件)： 坂井悦郎 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  西川真 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  三田卓 (ミサワホーム総研) ,  斎藤豪 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  大門正機 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 15  号： 333  ページ： 79-84  発行年： 2008年03月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オートクレーブ処理(水熱処理)したケイ酸カルシウム水和物系が建材として利用されているが,環境を配慮した材料設計が必要である。本稿では,水/粉体比が低いポルトランドセメント-ケイ石微粉末-水系の水熱反応に及ぼすフライアッシュ(FA)IV種混和の影響について検討した。ケイ石微粉末をFAIV種で25%~75%置換することにより,硬化体の細孔径分布はほぼケイ石微粉末のみを用いた場合と同様で,しかも結晶性の優れたトバモライトを含む高強度ケイ酸カルシウム系建材の可能性が示唆された。トバモライト結晶の形態は,置換率が25%と50%の場合は板状,75%では板状と繊維状であった。FAIV種のガラス相が主に反応しており,それについて検討した。

シソーラス用語： *建設材料 ,  *ケイ酸カルシウム ,  材料設計 ,  *水熱合成 ,  化学反応 ,  オートクレーブ ,  ポルトランドセメント ,  珪石 ,  微粉体 ,  水 ,  混合比 ,  *フライアッシュ ,  廃棄物処理 ,  リサイクル ,  置換 ,  珪酸塩鉱物 ,  X線回折 ,  結晶構造 ,  微細構造 ,  走査電子顕微鏡 ,  相組成 ,  細孔径 ,  細孔径分布
準シソーラス用語： 水熱反応 ,  トバモライト ,  ガラス化 ,  反応率

分類 (2件)： 廃棄物処理  (YC01050O) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (7件)：

• 斉藤豪. J. Soc. Inorg. Mater., Japan. 2005, 12, 18
• 斎藤豪. 水熱反応を利用したケイ酸カルシウム水和物の低温合成と炭酸化反応. 東京工業大学博士論文. 2007
• LEE, S. H. J. Ceram. Soc., Japan. 2003, 111, 11
• 大沢栄也. Cem. Sci. and Conc. Technol. 1999, 53, 96
• SAKAI, E. Cem. Conc. Res. 2005, 35, 1135

タイトルに関連する用語 (7件)： フライアッシュ ,  混和 ,  ポルトランドセメント ,  ケイ石 ,  微粉末 ,  水系 ,  水熱反応