抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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弾性波を吸収する完全整合層(PML)の周波数領域における材料定数の検討を行っている。本報告では,complex coordinate stretchingと,座標系に依存しない微分形式を用いて導いた応力テンソル,粒子変位ベクトルの成分の変換規則と,さらにテンソル成分の商規則を用いて,実空間の材料定数を導出している。この結果,従来用いられてきたPML用の実空間材料定数は,微分ならびに積分計算が実座標で行えるが,複素空間の応力テンソルと複素空間の粒子変位ベクトルの関係式を与える特殊なものであることを明らかにしている。また今回導出したPML材料定数の妥当性を確認するために,等方性弾性体とそのPML材料との2媒質境界に入射する平面波の2次元散乱問題を解析的に調べ,本材料が完全整合層となることを示している。(著者抄録)