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J-GLOBAL ID:200902288302477910   整理番号:08A0581318

浅間火山の浅部抵抗体構造と2004年噴火の際のマグマ上昇過程との関連性について

Shallow resistivity structure of Asama Volcano and its implications for magma ascent process in the 2004 eruption
著者 (8件):
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巻: 173  号: 3-4  ページ: 165-177  発行年: 2008年06月10日 
JST資料番号: B0770B  ISSN: 0377-0273  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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浅間火山はブルカノ式噴火の数多くの歴史的記録を有する活火山である。一番最近の噴火は2004年のクレータの頂部におけるものである。本検討においては高密度マグネトテルリック法測定により得られた3キロメートル以浅の抵抗体の構造につき議論を行った。マグネトテルリックデータは火山を横切っている4本の調査線沿いの74か所の測定地点より得られた。2軸性インバージョンにより得られた抵抗値プロファイルは抵抗体としての表層と下位の電気伝導性の高い層により特徴づけられている。プロファイルに見られる特徴的な形態は高電気伝導度地域により周囲を囲まれている深度数百メートルから数キロメートルの範囲に存在する 抵抗性の岩体の存在である。このことを考慮に入れるとこの地溝帯の位置は旧爆発の中心部(ひとつは24kaの崩壊カルデラと他は21kaの溶岩ドーム)に一致していると考えられ,抵抗性岩体は低浸透性の古い時代の凝固している貫入性マグマを意味している。抵抗性岩体の近隣においては地熱活動が見られることより,閉鎖的な環境にある高伝導性の地域は古い時代の凝固したマグマよりの熱によりもたらされた熱水システムと解釈される。崩壊したカルデラにおける抵抗性岩体の下位においてはマグマの貫入は火山構造運動性地震活動と連続広域位置測定システム(GPS)観察に基づくと,火山地域におけるマグマ活動の構造的なコントロールを意味しているものと考えられる。今回の検討により2004年の噴火におけるマグマの上昇は,古い時代のそして凝固している残存マグマにより移動が妨げられ,部分的には東の方向に水平的に移動集積し,最終的に火山の頂部にまで上昇したという考え方を提案したい。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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電気探査・検層  ,  地球熱学,火山物理学 

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