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J-GLOBAL ID:200902288348681155   整理番号:08A0392940

日本のコムギ栽培種の穀粒におけるカドミウム濃度 遺伝子型差異および農業特性との関連

Cadmium Concentration in Grains of Japanese Wheat Cultivars : Genotypic Difference and Relationship with Agronomic Characteristics
著者 (8件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 243-249 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: L3405A  ISSN: 1343-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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カドミウム(Cd)による食物連鎖の汚染はCdが慢性的な健康問題を惹き起こすために有害である。コムギ穀粒のCd濃度を低減する育種の可能性を調べるため,2004~5年および2005~6年の栽培期に畑地圃場から採集した穀粒試料を用いた育種について日本の在来種,日本での栽培種および導入外来栽培種を含む237のコムギ遺伝子型のCd濃度を比較した。コムギ穀粒のCd濃度は栽培期および試験対象の圃場により著しく変動した。最近の日本における主要栽培種であるホクシンを含む北日本での栽培品種は中部日本および南日本で栽培の品種と比べて穀粒のCd濃度が低い傾向にあった。Cd濃度と農業特性との間の単純相関分析により穀粒のCd濃度は茎数,茎長および花穂中の小穂数と有意の負の相関,また止め葉のSPAD値(クロロフィル含量)と有意の正の相関を示すことを明らかにした。段階的多重回帰分析により穀粒のCd濃度の遺伝子型変異は茎長および花穂中の小穂数と関連することが示された。この研究は日本のコムギ栽培種について種々の穀粒Cd濃度をもつ遺伝子型の地理的分布を明らかにした。コムギ穀粒中のCd蓄積が問題となっている地域で栽培するための低い穀粒Cd濃度をもつ栽培種の開発には北日本を起源とする栽培種が遺伝子資源として有用となるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
麦  ,  作物の品種改良  ,  カドミウムとその化合物 

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