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J-GLOBAL ID：200902289084669433   整理番号：08A1053174

Aspergillus oryzaeのゲノミクス: 麹菌の歴史からの学習とその将来の探索

Genomics of Aspergillus oryzae: Learning from the History of Koji Mold and Exploration of Its Future

著者 (3件)： MACHIDA Masayuki (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ibaraki, JPN) ,  YAMADA Osamu (National Res. Inst. of Brewing, Hiroshima, JPN) ,  GOMI Katsuya (Tohoku Univ., Miyagi, JPN)
資料名： DNA Research  (DNA Research)
巻： 15  号： 4  ページ： 173-183  発行年： 2008年08月31日 
JST資料番号： W1628A  ISSN： 1340-2838  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 麹という概念が存在しなかった古来より,味噌,醤油,酒などを発酵生産,消費してきた日本における発酵関連微生物解明の歴史と近年の分子生物学的技術開発の現状と将来性を展望した。伝統発酵食品の生産にはAspergillus oryzaeが関与し,固体発酵によって分泌される大量の菌体外ヒドロラーゼが原料の分解とうまみ,フレーバー生産に寄与している。これら酵素遺伝子は同属A.fumigatusでは検出されておらず,A.oryzae特有のもので,液体培養では発現しないが,固体培養で特異的に培地成分依存的に誘導され,また温度依存性基質分解も経験的に立証されている。これらヒドロラーゼの大量発現は従来の発酵食品生産のみでなく,プラスチックなどの処理にも有効とされ,特にクチナーゼによる疎水性物質分解が有望視されている。

シソーラス用語： 遺伝学 ,  発酵食品 ,  細胞分泌 ,  カルボン酸エステラーゼ ,  微生物分解 ,  遺伝子発現 ,  バイオリアクタ ,  酵素生産 ,  *Aspergillus oryzae
準シソーラス用語： *米麹菌 ,  クチナーゼ ,  ゲノミクス

分類 (1件)： 発酵生産一般  (FK01010B)

タイトルに関連する用語 (6件)： Aspergillus ,  ゲノミクス ,  麹菌 ,  歴史 ,  学習 ,  探索