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J-GLOBAL ID：200902289486672350   整理番号：09A1053868

JEM/SMILESレベル2データ処理系に対する演算回復アルゴリズム

Operational retrieval algorithms for JEM/SMILES level 2 data processing system

著者 (3件)： TAKAHASHI Chikako (Japan Aerospace Exploration Agency, 3-1-1 Yoshinodai, Sagamihara, Kanagawa 229-8510, JPN) ,  OCHIAI Satoshi (National Inst. of Information and Communications Technol., 4-2-1 Nukui-Kitamachi, Koganei, Tokyo 184-8795, JPN) ,  SUZUKI Makoto (Japan Aerospace Exploration Agency, 3-1-1 Yoshinodai, Sagamihara, Kanagawa 229-8510, JPN)
資料名： Journal of Quantitative Spectroscopy & Radiative Transfer  (Journal of Quantitative Spectroscopy & Radiative Transfer)
巻： 111  号： 1  ページ： 160-173  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： H0072A  ISSN： 0022-4073  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 成層圏の少数種による熱放射の高感度測定用に,国際宇宙ステーション(ISS)日本実験モジュール(JEM)搭載の超伝導サブミリ波外縁測定器(SMILES)は,4K冷却した超伝導・絶縁体・超伝導(SIS)ミキサーを具備している。SMILESの主要な特徴は,700K以下の低システム雑音温度をもつ高感度測定能にある。SMILESの地上システムの一部として,レベル2のデータ処理システム(DPS-L2)を開発した。これは準リアルタイムで較正スペクトルから標的種の密度分布を取得できる。収集プロセスは,輻射性移動を計算する順方向モデルと大気状態を導出する逆方向モデルの2部から構成される。順方向モデルは結果に対して最も正確な基盤を提供する必要があり,制限のある計算資源下でインストールされねばならないため,操作システムに対する順方向モデルのアルゴリズムには正確性と高速性が要求される。アルゴリズムは,(1)装置観測場(FOV),側波帯分離器の側波帯拒絶比,および音響-光学分光器(AOS)のスペクトル応答などの高精度装置機能の設計,および(2)輻射性移動計算の最適化によって改善した。本論文は,DPS-L2の開発と,アルゴリズムの詳細ならびにアルゴリズムの性能について記述した。本アルゴリズムの精度は1%以上で,単一スキャンスペクトルの処理時間は,3.16GHzの4コア・インテルゼノンプロセッサを用いた8個の並列処理によって1分以下である。このように,本アルゴリズムはSMILES測定に対し適している。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *計算機アルゴリズム ,  *サブミリ波 ,  成層圏 ,  熱放射 ,  *宇宙ステーション ,  *超伝導 ,  *検出器 ,  *データ処理
準シソーラス用語： 国際宇宙ステーション

分類 (1件)： 超伝導体の物性一般  (BM04021A)

タイトルに関連する用語 (5件)： JEM ,  SMILES ,  データ処理 ,  回復 ,  アルゴリズム