抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,まず,eラーニングシステムの研究開発のために構築された英語学習者コーパスについて解説し,次に,このコーパスの分析と,これを用いた英語能力自動測定実験について述べている。本コーパスは,496名の被験者が各々300文の日本語文を英語に翻訳したテキストから構成されており,各被験者の英語の習熟度がTOEICにより測定されている。また,これらに加え,日英バイリンガルによる正解訳も整備されていることから,訳質自動評価の研究に利用することが可能である。このコーパスを用いた応用実験として,BLEU,NIST,WER,PER,METEOR,GTMの6つの翻訳自動評価スコアを用いた実験を行なっている。実験において,各自動評価スコアとTOEICスコアとの相関係数を求めたところ,GTMの相関係数が最も高く,0.74となった。次に,GTMや,英訳結果の文長や単語長などからなる5つのパラメータを説明変数とし,TOEICを目的変数とした重回帰分析を行なった結果,重相関係数は0.76となり,0.02の相関係数の改善が得られた。(著者抄録)