抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実機冷延ミルに用いられる0/Wエマルションの潤滑状態に対する基礎的なプレートアウト挙動について検討を行った。エマルションを供給してから鋼板がロールバイトに到達するまでの極短時間でのプレートアウト現象を模擬できる供給スプレー付の落下式プレートアウト評価装置を工夫した。乳化剤として界面活怪剤を含有する改質油脂及び合成エステルを基油として,水道水によって所定濃度に希釈した三種類のエマルションを調製し実験に供した。 プレートアウト挙動の時間依存性,供給油量の影響,エマルション濃度と粒径の影響や鋼板温度の影響等の調査結果を示した。以下のことが分かった。1)プレートアウト油膜は,スプレー供給から0・1秒以下の極短時間でも形成され,スプレー供給からの経過時間が長いほど増加する。2)極短時間でのプレートアウト量は,供給油量が大きく,高濃度・大粒径のエマルションを用いた場合に大きくなる。3)実機におけるプレートアウト挙動推測には,圧延速度の変化に対応したスプレー供給からの経過時間の影響を考慮する必要がある。