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J-GLOBAL ID:200902290502599992   整理番号:08A0832017

女子の科学学習促進を目指した「介入プログラム」の特質

Characteristics of Intervention Programs to Encourage Girls to Learn Science
著者 (1件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 9-21  発行年: 2008年07月25日 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究では,女子の科学学習の促進を目指した諸外国の9つの「介入プログラム」(Intervention Programs)を横断的に分析し,次の4点にその特質を見出した。(1)プログラムの改善の観点は4種類あり,その構造は「教師教育」の改善を基盤として,「教授方法・学習環境」の改善が試みられ,各プログラムの介入の重点に応じて「学習内容」や「キャリア教育」の改善が付加されている。(2)先駆的なプログラムほど改善の観点は広範であるのに対し,プログラムの開発の進展に伴い,改善の対象が「物理カリキュラム」,「グループ活動での集団編成」等に焦点化されるようになり,「介入の重点移行」が起きている。(3)「生徒・教師の科学に対するジェンダー固定観念の変容」,「女子の科学への興味・関心の向上」,「男女別学の集団編成による男女の科学学習の促進」の3点にプログラムの成果の共通性が見られる。(4)女子の理系への進路選択の促進と男子との科学学習の差の縮小に関しては効果を上げておらず,プログラムの成果には限界がある。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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科学技術教育  ,  物理教育 
引用文献 (64件):
  • 1)国立教育政策研究所:「生きるための知識と技能 2 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2003年調査報告書」,p.193,2004,ぎょうせい.
  • 2)国立教育政策研究所:「TIMSS2003 理科教育の国際比較 国際数学・理科教育動向調査の2003年調査報告書」,pp.32-34,2005,ぎょうせい.
  • 3)国立教育政策研究所教育課程研究センター:「平成15年度小・中学校教育課程実施状況調査ペーパーテスト調査集計結果」,http://:www.nier.go.jp/kaihatsu/katei_h15/H15/03001100000007003.pdf,pp.250-251,2005.
  • 4)国立教育政策研究所教育課程研究センター:「平成15年度小・中学校教育課程実施状況調査 質問紙調査集計結果-理科-」,http://www.nier.go.jp/kaihatsu/katei_h15/H15/03001040000007003.pdf,pp.1-31,2005.
  • 5)村松泰子編:「理科離れしているのは誰か 全国中学生調査のジェンダー分析」,pp.22-96,2004,日本評論社.
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