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J-GLOBAL ID：200902290726214220   整理番号：08A1098443

単一水制周辺の河床変動と流れに及ぼす相対水制高の影響

著者 (4件)： 常盤俊輔 (佐賀大 大学院工学系研究科) ,  平川隆一 (佐賀大 理工) ,  渡邊訓甫 (佐賀大 理工) ,  大本照憲 (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： 応用力学論文集  (Journal of Applied Mechanics JSCE)
巻： 11  ページ： 719-726  発行年： 2008年08月25日 
JST資料番号： L3686A  ISSN： 1345-9139  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水制の高さを一定に,水深を系統的に変化させて,単独水制を伴う流れ場における河床変動と流速分布の特性を明らかにした。河床変動に関しては,1)相対水制高が大きいほど洗掘範囲は狭く,水制先端部に生じる最大洗掘深も小さい。その最大洗掘深は,越流型では相対水制高が大きくなるにつれて急激に小さくなること。2)水面形は相対水制高が大きくなるほど初期水位に体制水制前後の水位は高くなり,水制設置断面での流下方向の水面勾配も大きくなる。水制設置断面に近いほど初期水位からの水位差が大きい。3)水制周辺の流速分布から,水制域内では相対水制高が大きくなるとともに,水制背後の逆流域は大きくなること。などの知見を得た。

シソーラス用語： *水制 ,  *河床変動 ,  河川流 ,  水深 ,  高さ ,  水理模型試験 ,  局所洗掘 ,  *流速分布

分類 (2件)： 河川工事  (RC12030X) ,  移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U)

引用文献 (9件)：

• 1) 室田明 編著: 河川工学, 技報堂出版, 1986.
• 2) 山本晃一: 日本の水制, 山海堂, 1996.
• 3) 福岡捷二, 岡信昌利, 川口広司, 西村達也: 越流型水制周辺の流れと河床変動, 水工学論文集, 第42巻, pp.997-1002, 1998.
• 4) 大本照憲, 平川隆一, 井出賢正: 越流型水制に対する二次流と流沙の応答, 水工学論文集, 第42巻, pp.1003-1008, 1998.
• 5) 大本照憲, 平川隆一: 越流型水制群を伴う開水路流れの三次元構造, 応用力学論文集, Vol2, PP.665-672, 1999.

タイトルに関連する用語 (4件)： 水制 ,  周辺 ,  河床変動 ,  流れ