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J-GLOBAL ID:200902290941334288   整理番号:09A0064759

衛星による測定で得られた雲光学的厚さと水滴サイズとの間の関係に対する降水の効果

Effects of precipitation on the relationships between cloud optical thickness and drop size derived from space-borne measurements
著者 (2件):
資料名:
巻: 35  号: 24  ページ: L24809  発行年: 2008年12月31日 
JST資料番号: H0609B  ISSN: 0094-8276  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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TRMM(熱帯降雨観測衛星)搭載PR(降水レーダ)およびVIRS(可視および赤外スキャナ)を合せて用いることにより得られた雲光学的厚さと雲滴の有効半径を導出し,τ(雲光学的厚さ)とre(有効半径)との間の関係に対する降水の効果を全球規模で研究した。τとreとの相関が正であるか負であるかは,エアロゾル間接効果を見いだすための鍵であるが,現在のところこれについてはなお活発な論争がなされている。全球規模では明確な相関は報告されておらず,これはτが多くの因子に影響されることに起因しており,そのうち降水の効果は最も不確定なものの1つである。本報では,降水の効果を研究するために,τとreとの間の関係を,それ以下ではほとんど降水が形成されないrc(雲滴臨界半径)の観点から評価した。解析の結果,水雲ではτとreとの間に明確な相関は見られず,多くの既存の研究と整合した。しかし,rcに関係したこの関係の興味深い特徴が明らかになった。τはrc値に近いreを持った雲で最大であった。全球平均では,τは,recではreとともに増加し(正相関),re>rcでは減少する(負相関)傾向にあった。全球規模では,この関係の符号の変化はre~rc付近で明確に観測された。これらの特徴は非降水性雲や弱雨雲で典型的に観測された。この関係は降水に強く影響され,それを用いてエアロゾル間接効果に関する証拠を探す際には,注意深い考察が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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放射,大気光学  ,  雲と降水の微物理 

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