抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生物多様性の高い湿性環境の休耕田において,希少な水生植物を含む生物相を保全しながら,水稲害虫である斑点米カメムシの寄主植物であるヒエ類を抑制する管理技術を検討した。イネ科に選択性のある除草剤処理は,ヒエ類の抑制効果が高く,希少性のあるキクモやイチョウウキゴケ,ミズワラビの出現が見られたが,出現した植物数が少なく多様度は低かった。一方,米ぬか処理はヒエ類の抑制効果が高い一方で,多様度が高かった。このことから,生物相を保全しながら,ヒエ類を抑制する技術として米ぬか処理が優れていると考えられた。(著者抄録)