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J-GLOBAL ID:200902291830429855   整理番号:09A0296323

酵母に対するジェミニ-ピリジニウム塩の抗真菌活性の機序

The Mode of the Antifungal Activity of Gemini-Pyridinium Salt against Yeast
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 13-20  発行年: 2009年03月10日 
JST資料番号: L3233A  ISSN: 1342-4815  CODEN: BISCFY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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1分子に2個のピリジニウム残基を含むジェミニ第四級アンモニウム塩(gemini-QUAT)の3,3′-(2,7-ジオキサオクタン)ビス(1-デシルピリジニウムブロマイド)(3DOBP-4,10)は,Saccharomyces cerevisiaeに対し,呼吸阻害と細胞質物質のATP,マグネシウムイオン,カリウムイオンの漏出を伴った殺菌活性を示す。以前の研究において,gemini-QUATはEscherichia coliに対し細胞から混濁物質を迅速かつ多量に漏出することで細菌破壊作用を発揮した。それに加えて,細菌破壊作用の第1段階は,マグネシウムイオン,外膜蛋白質E,ATPおよびリポ多糖類の漏出であった。ここでは,gemini-QUATの3DOBP-4,10が,S.cerevisiaeに対して示す殺菌作用について調べた。その結果,本物質の≧0.4μM濃度では呼吸作用を停止させ,≧3.0μM,1.0μMおよび1.0μM濃度では,各々細胞質成分のATP,マグネシウムイオンおよびカリウムイオンを漏出させた。走査型および透過型の電子顕微鏡写真から,3DOBP-4,10とインキュベーションされた細胞では,細胞膜構造は維持されたが,細胞内オルガネラが破壊されているのが観察された。これらの結果から,3DOBP-4,10のS.cerevisiaeに対する殺菌作用は,細胞壁の破壊と蛋白質の漏出に因るのではなく,細胞壁の貫通とオルガネラ膜の破壊によって起こると仮定した。(翻訳著者抄録)
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微生物に対する農薬 
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