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J-GLOBAL ID：200902292171667324   整理番号：09A0334511

肌焼鋼浸炭時の旧オーステナイト粒異常成長機構の解明

Mechanism of Austenite Grain Coarsening in Case Hardening Steel during Carburizing

著者 (6件)： 吉村英徳 (香川大 工) ,  三原豊 (香川大 工) ,  岡内一弘 (香川大 大学院工学研究科) ,  笠井正之 (JFEスチール スチール研) ,  丸田慶一 (JFEスチール スチール研) ,  木村秀途 (JFEスチール スチール研)
資料名： JFE技報
号： 23  ページ： 30-35  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： F0229B  ISSN： 1348-0669  CODEN： JGFIAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車部品で近年試みられている高温浸炭には,高温加熱保持時にオーステナイト(以下,γ)粒が異常成長する問題がある。下部組織であるγ粒の粗大化は部品として見た際に,靭性や疲労特性の劣化といった問題を引き起こし,高温浸炭技術が大きく展開しない要因となっている。本論文では,この異常粒成長の機構を解明するために,浸炭前の部品を冷間鍛造する際に与えられるひずみに注目した。FEM(有限要素法)解析と基礎的な冷間据込試験やねじり試験との対比を詳細に行い,その結果ひずみ勾配とせん断ひずみエネルギーが旧γ粒異常成長に大きな影響を与えることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *肌焼鋼 ,  *浸炭 ,  *結晶粒粗大化 ,  オーステナイト ,  冷間鍛造 ,  歪 ,  有限要素法 ,  据込鍛造 ,  ねじり試験

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (4件)：

• 久保田学, 越智達朗. 新日鉄技報.2003, no.378, p. 72.
• 三野匡之, 津村輝隆, 中里福和, 住友金属.1989, vol.41, p. 463.
• 小守努, 特殊鋼.2005, vol.54, p. 2.
• 田中高志. Sanyo Technical Report.2003, vol.10, p. 53.

タイトルに関連する用語 (4件)： 肌焼鋼 ,  浸炭 ,  オーステナイト ,  異常成長