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J-GLOBAL ID：200902293188550699   整理番号：09A0399397

低カドミウム汚染圃場におけるイネを用いた土壌浄化

Phytoremediation of cadmium by rice in low-level of Cd contaminated paddy field

著者 (8件)： 本間利光 (新潟県農総研) ,  本間利光 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  大峽広智 (新潟県農総研) ,  金子綾子 (新潟県農総研) ,  星野卓 (新潟県農総研) ,  村上政治 (農業環境技術研) ,  大山卓爾 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  大山卓爾 (新潟大 農)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 80  号： 2  ページ： 116-122  発行年： 2009年04月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新潟県の気象条件下で,カドミウム(Cd)高吸収イネ品種の選抜を行った。さらに,それによる浄化後に基幹品種「コシヒカリ」を栽培し,玄米Cd濃度から,選抜水稲品種を用いたCdのフィトレメディエーションの浄化効果を検証した。Cd低汚染土壌において水稲6品種を栽培し,土壌浄化(フィトレメディエーション)を試みた。その結果,地上部Cd吸収量が最も多かった品種は「IR8」であった。Cd高吸収品種を栽培した後に作付けしたコシヒカリでは玄米中のCd濃度が低下した。浄化後に土壌pHや肥沃度が低下し,コシヒカリはやや低収となった。

シソーラス用語： *カドミウム ,  土壌汚染 ,  水稲 ,  *ファイトレメディエーション ,  土壌浄化 ,  品種差 ,  コシヒカリ ,  玄米 ,  水田 ,  水田土

分類 (2件)： 土壌管理  (FB04070J) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (28件)：

• AE, N. Utilization of rice plants for phytoremediation in heavy metal polluted soils. Farming Japan. 2002, 36, 16-21
• ARAO, T. Genotypic variations in Cadmium Levels of Rice Grain. Soil Sci. Plant Nutr. 2003, 49, 437-479
• BROWN, S. L. Zinc and cadmium uptake by hyperaccumulator Thlaspi caerulescens grown in nutrient solution. Soil Sci. Soc. Am. J. 1995, 59, 125-133
• Codex. Report of the 29th session of the Codex Alimentarius Commission. Codex Alimentarius Commission, 2006. 2006, 7
• EBBS, S. D. Phytoextraction of cadmium and zinc from a contaminated soil. J. Environ. Qual. 1997, 26, 1424-1430

タイトルに関連する用語 (4件)： カドミウム汚染 ,  圃場 ,  イネ ,  土壌浄化