抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
交差点の空間構成について,交差点で交わる街路の形状と,立地条件である地形や河川,交通高架の組合せにより,交差点の形状パタンを導き,共通する傾向として,直交する交差点は平坦地に多く,斜交する街路は地形や河川,交通高架との対応関係がみられることを明らかにした。次に,交差点の空間を立体的に特徴づけている建物の集合を,街路片側の建物の列を単位として捉えて交差点の建物パタンを導き,建物の規模の組合せによる特徴を明らかにした。さらに交差点の形状パタンと建物パタンを併せて検討して構成類型を導き,共通する構成的な性格にもとづいてそれらを考察した。その結果,交差点の空間構成は,6つの構成的性格として捉えられ,また,こうした街路空間の複合による空間構成は,街路の「軸性」,交差点の角の建物による「中心性」,建物の規模の違いによる「境界性」の3つの枠組みとして捉えることができた。