抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昇圧型DC-DCコンバータを用いた太陽光発電システムで提案した最大電力点追従(MPPT)制御方式を,降圧型DC-DCコンバータを用いたシステムへ適用することを検討した。本方式は,一定間隔で太陽電池の最大電力点を確実に検出し,これに追従する制御を行うものである。バッテリー負荷を持つ独立型太陽光発電システムの例で検討し,以下の成果を得た。1)インダクタ電流が零になる時点を予測する方法を示した。インダクタ電流検出用のセンサを使用しないで,3つのセンサで制御システムを構成できる。2)DC-DCコンバータの平滑リアクトルのインダクタンス値を太陽電池の公称値とバッテリー電圧から簡易的に設定する方法を示した。3)実測例から本実験条件では最大電力点の検出周期は1.0s程度が適切なことを示した。4)今回の実測例では一日を通した発電電力量は,MPPT制御を行わない場合と比較して,14.4%程度増加することを明らかにした。また,太陽電池出力利用率は約99%と非常に高く,昇圧型DC-DCコンバータを用いた場合とほぼ同じ性能を得た。