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J-GLOBAL ID:200902293849236473   整理番号:09A0218584

慶長豊後地震の波源推定(続報)

著者 (5件):
資料名:
号: 21  ページ: 245  発行年: 2006年04月26日 
JST資料番号: L3546A  ISSN: 1349-9890  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では音波探査やコアリングから得られた海底活断層分布や断層の活動履歴を用いて1596年の慶長豊後地震に伴う津波の波源推定を試みた。音波探査記録中においては二つの顕著な反射面,すなわちおよそ2500年前の由布火山灰層およびその下に位置するおよそ6700年前のアカホヤ火山灰層をみてとることができる。慶長豊後地震前後の層には顕著な反射面がないためにこの地震による上下変位量を直接測定することができない。本研究ではアカホヤ火山灰層の上下変位量を過去6700年間に起きたイベント数(5)で割り,慶長豊後地震の際の上下変位量を推定した。この上下変位量から海底の上下変動分布を計算し,このようにして得られた波源を初期条件として差分法を用いて伝搬計算を行なった。歴史記録および現地調査から波高を推定した羽鳥(1985)と比較して,数値計算の結果は全体的に低い波高となったが,別府湾南岸(大分市)で大きな波高となった。奈多や佐賀関といった湾口の波高は,いずれのモデルにおいても羽鳥の推定結果よりも顕著に低い結果となった。別府湾を波源にしたモデルにおいて史料から推定される湾口の波高を説明できないことは波源が湾外にまで及んでいたことを示唆する。
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分類 (3件):
分類
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地震学一般  ,  地震の物理的性質  ,  波浪,潮流 
タイトルに関連する用語 (3件):
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