治療的と考えられるヒトmAbsを単離することを介した癌細胞に過発現している抗原の包括的スクリーニング

KUROSAWA Gene; AKAHORI Yasushi; MORITA Miwa; SUMITOMO Mariko; SATO Noriko; MURAMATSU Chiho; EGUCHI Keiko; MATSUDA Kazuki; TAKASAKI Akihiko; TANAKA Miho; IBA Yoshitaka; HAMADA-TSUTSUMI Susumu; UKAI Yoshinori; SHIRAISHI Mamoru; SUZUKI Kazuhiro; KUROSAWA Maiko; FUJIYAMA Sally; TAKAHASHI Nobuhiro; KATO Ryoichi; MIZOGUCHI Yoshikazu; SHAMOTO Mikihiro; TSUDA Hiroyuki; SUGIURA Mototaka; HATTORI Yoshinobu; MIYAKAWA Shuichi; SHIROKI Ryoichi; HOSHINAGA Kiyotaka; HAYASHI Nobuhiro; SUGIOKA Atsushi; KUROSAWA Yoshikazu

文献

J-GLOBAL ID：200902294053189500 整理番号：08A0567446

治療的と考えられるヒトmAbsを単離することを介した癌細胞に過発現している抗原の包括的スクリーニング

Comprehensive screening for antigens overexpressed on carcinomas via isolation of human mABs that may be therapeutic

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資料名：
巻： 105 号： 20 ページ： 7287-7292 発行年： 2008年05月20日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

治療になるかもしれないヒトmAbsの広範な単離を介して抗原(Ags)の包括的同定手法を確立した。ファージデスプレイ Abリブラリーを用いて,腫瘍細胞の表面に結合する多数のヒト mAbsを単離した。それらは免疫染色によりそれぞれスクリーニングされ,悪性細胞をより強く染色するクローンが選択された。これらクローンにより認識されたAgsは免疫沈降法によって単離され,MSによって同定された。ユニークな配列を持った2,114個のmAbsが単離され,いくつかの癌細胞に強く発現している21個のAgsを同定した。抗腫瘍活性を測定するために,完全IgG1Absを調製した後Ab依存性細胞を介した細胞毒性(ADCC)のin vitro assayおよび担癌無胸腺マウスでのin vivo assayを行った。IgG1Absは,効果的なADCC活性およびin vivoでの抗腫瘍活性を示した。21個のAgsの半分は異なった腫瘍特異的発現パターンを示し,単離されたmAbsはAgに強い親和性を持った多様な特徴を示した。検出したAgsのいくつかは癌治療に対する有用な標的となり,いくつかのmAbsは治療薬となるだろう。

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腫ようの化学・生化学・病理学

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