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J-GLOBAL ID:200902294226882656   整理番号:08A0666862

散乱光による星周円盤表面上の「雪線」の観測可能性

Observational Possibility of the “Snow Line” on the Surface of Circumstellar Disks with the Scattered Light
著者 (4件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 557-563  発行年: 2008年06月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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若い星の周りの星周円盤の表面上で氷の空間分布を求める方法を議論した。円盤内の氷は,例えば,円盤構造,惑星形成,隕石中の同位体異常,及び地球の海の起源に関する種々の問題で非常に重要な役割を果す。従って,雪線と呼ばれる氷の凝結/昇華面の空間分解観測が強く要請される。本稿では,散乱光の3μmH2O氷特性を観測して星周円盤上の空間分解雪線を求める新しい方法を提示した。放射伝達の考察に基づいて,光学的厚肉と薄肉の両方の円盤からの散乱光のスペクトルに特性が明確に刻まれていることを示した。また,原始惑星系円盤からの散乱光とH2O氷特性は,3μm周辺のH2O狭帯域フィルタを通じて最近の装置で検出可能かつ空間分解可能であることも示した。最後に,K-H2O及びK-L′2色図上の円盤ダスト性質診断を与えた。(翻訳著者抄録)
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