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J-GLOBAL ID：200902294340033227   整理番号：09A0459256

水銀圧入式ポロシメータの加圧減圧履歴曲線を用いたモルタル供試体の空げき連続性評価

Investigation of Continuous Porosity of Mortar Specimens Using Hysteresis Curve under Increased and Decreased Pressure of a Mercury Porosimeter

著者 (4件)： 斎藤豪 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  大即信明 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  橋本勝文 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  坂井悦郎 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 16  号： 340  ページ： 158-164  発行年： 2009年05月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリート建造物の長寿命化に対しては,セメント系材料の高耐久化およびその評価が重要な課題となっているが,その一つの評価項目である空隙率の測定に関しては煩雑な段階を踏む水銀圧入法が利用されており,その改善が望まれている。本論文では,この観点から従来の水銀圧入法をより簡便化する技術を提案し,その実験結果を示した。本方法は,1回の水銀圧入測定で得られる履歴曲線に着目し,塩化物イオンの拡散係数と比較することで加圧減圧履歴曲線の面積,拡散係数および空隙連続性の関連を求めるものである。実験に供したサンプルはモルタルで,種々の人工的な空隙を電流を流すことで形成した。測定は,Cl^-イオンのセル試験および水銀圧入式ポロシメータを行なった。実験結果から,全空隙量および閾値空隙径の増加に伴いほぼCl^-の拡散係数が増加することを確認し,加圧減圧履歴曲線の面積の値を指標とすることでコンクリートの耐久性に影響を及ぼす空隙の連続性を評価できることを示唆した。

シソーラス用語： *モルタル ,  空隙率 ,  *連続性 ,  *細孔 ,  計測 ,  拡散係数 ,  曲線
準シソーラス用語： 水銀圧入法 ,  履歴曲線

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (7件)：

• 浅賀喜与志. セメント・コンクリート論文集. 2000, 54, 8-14
• 吉田亮. セメント・コンクリート論文集. 2007, 60, 68-75
• OTSUKI, N. ACI Mater. J. 2004, 101, 146-153
• 河野俊一. コンクリート工学年次論文集. 1998, 20, 2, 745-750
• セメント協会編. わかりやすいセメント科学. 1993, 47

タイトルに関連する用語 (10件)： 水銀 ,  圧入 ,  加圧 ,  減圧 ,  履歴曲線 ,  モルタル ,  供試体 ,  空げき ,  連続性 ,  評価