抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プレストレス不完全接着非圧縮性対称積層複合材中を伝搬する面内時間調和波の分散挙動について新しく解析した。[Leungvichcharoen,S.,Wijeyewickrema,A.C.,2003.プレストレス不整接着非圧縮性弾性積層複合材における伸張波の効果.Wave Motion38,311-325]による対称波,[Leungvichcharoen,S.,Wijeyewickrema,A.C.,Yamamoto,T.,2004.プレストレス不整接着非圧縮性弾性積層複合材における反対称波.International Journal of Solids and Structures 41,6873-6894]による反対称波である。不整界面について,完全接着および全滑り界面の極限事例に適応できるせん断ばね型抵抗モデルによってシミュレーションした。増分境界値問題を定式化しそして伝搬子マトリックス手法を用いて,分散関係を求めた。非圧縮性積層複合材の事例と類似して,圧縮性積層複合材における対称性および非対称性波動の分散関係は,内部層に関連する伝搬子マトリックスの要素を通じてのみ相互に異なっている。対称波動の分散曲線の挙動は,低および高波数限界における反対称波のそれに最も類似している。完全接着および不整界面事例に関する,プレストレスに依存する低波数限界においては,有限位相速度が基本モードにおいてのみ存在できる。一方,他の高次モードは無限位相速度を持っている。低波数領域において無限位相速度を持つ高次モードについて,切捨て周波数を決定するための表現を得た。高い波数限界において,基本モードと高次モードの位相速度は,表面波あるいは界面波の位相速度,あるいは複合材の限界位相速度への傾向を示す。数値事例については,圧縮性2パラメータネオフック材料あるいは圧縮性2パラメータVarga材料のいずれかを仮定した。そして両種類の波動におよぼす不整界面の効果を,数値結果において明瞭に証明した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.