抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ニオブをリン酸塩含有高温グリセリン溶液中でアノード酸化することで,通常の水溶液では生成しない比較的厚い多孔質アノード酸化皮膜が生成できるが,生成挙動は不明な点が多い。本研究では,電解液中の含有水分量による変化を検討した。純度99.9%のニオブ板をK
2HPO
4含有グリセリン溶液中10Vでアノード酸化し,SEMにより表面および断面を観察した。含有水分量はカールフィッシャー容量滴定で測定した。含有水分量が多いほどポア径が大きくなった。含有水分量が0.1mass%以下では通電量と膜厚が急激に増加した。通電量と膜厚は直線関係にあり,一旦生成した酸化皮膜はほとんど溶解していないと考えられる。