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J-GLOBAL ID：200902295714387903   整理番号：08A1121460

cis-とtrans-ジクロロエチレンとテトラクロロエチレンにおける電子遷移

Electronic transitions in cis- and trans-dichloroethylenes and tetrachloroethylene

著者 (3件)： ARULMOZHIRAJA Sundaram (Dep. of Synthetic Chemistry and Biological Chemistry, Graduate School of Engineering, Kyoto Univ., Katsura ...) ,  EHARA Masahiro (Inst. for Molecular Sci., Nishigo-Naka 38, Myodaiji, Okazaki 444-8585, JPN) ,  NAKATSUJI Hiroshi (JST, CREST, Sanbancho-5, Chiyoda-ku, Tokyo 102-0075, JPN)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 129  号： 17  ページ： 174506  発行年： 2008年11月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 対称性適応クラスタ配置間相互作用理論を用い,trans-とcis-ジクロロエチレンとテトラクロロエチレンの電子構造を調べた。計算のため,適切なRydberg関数を用いて拡張したDunning,Jr.,のaug-cc-pVTZに至るまでの基底関数系を使用した。本研究で導いた結果は入手可能実験値と良く一致した。すべての事例で,主な光輝励起はπ→π^*遷移であった。先に調べなかった他の垂直励起π→σ^*,n→σ^*及びn→π^*も調べた。パイ軌道から一個の3s,三個の3p及び五個の3d軌道への遷移を含む第一Rydberg系列を明白に同定した。実測スペクトルにおける特徴の幾つかの新割付と再割付を示唆した。最初の予想に反して,ジクロロエチレン中二個のn→σ^*状態はπ→σ^*状態と共に計算し,主なπ→π^*上に位置決めした。従って,明π→π^*状態と共にn→σ^*両者間の交差は先の研究で得た結論と異なり起こりそうである。このことは最初の計算によって提案した光解離機構が改正を正当化することを指示した。また,幾つかの低位三重項励起状態も調べた。また,trans-1-クロロ-2-フルオロエチレンとcis-1-クロロ-2-フルオロエチレンの電子スペクトルも計算した。これらのハロエチレンのπ→π^*遷移を比較し,誘導効果と共鳴効果の面で説明した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *オレフィン化合物 ,  *脂肪族塩素化合物 ,  *電子遷移 ,  *電子構造 ,  電子スペクトル ,  *光解離 ,  Rydberg状態 ,  三重項 ,  配置間相互作用法 ,  クラスタ展開 ,  基底関数系 ,  反応機構 ,  基底状態 ,  励起エネルギー ,  振動子強度 ,  二次モーメント ,  一重項 ,  π軌道

分類 (2件)： 脂肪族ハロゲン化合物  (CF03050P) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (5件)： (E)-1-クロロ-2-フルオロエテン ,  cis-1,2-ジクロロエチレン ,  cis-1-クロロ-2-フルオロエチレン ,  trans-1,2-ジクロロエチレン ,  テトラクロロエチレン

タイトルに関連する用語 (4件)： CIS ,  trans-ジクロロエチレン ,  テトラクロロエチレン ,  電子遷移