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J-GLOBAL ID：200902295924899958   整理番号：09A0944582

「かぐや」搭載レーザ高度計(LALT)によって明らかにされた月の形状と地形

Lunar Figure and Topography Derived from the Observation by Laser Altimeter(LALT)on the Japanese Lunar Explorer KAGUYA

著者 (8件)： 荒木博志 (国立天文台) ,  田澤誠一 (国立天文台) ,  野田寛大 (国立天文台) ,  石原吉明 (国立天文台) ,  GOOSSENS Sander (国立天文台) ,  佐々木晶 (国立天文台) ,  河野宣之 (国立天文台) ,  神谷泉 (国土地理院 地理地殻活動研究セ)
資料名： 測地学会誌  (Journal of the Geodetic Society of Japan)
巻： 55  号： 2  ページ： 281-290  発行年： 2009年07月25日 
JST資料番号： G0199A  ISSN： 0038-0830  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「かぐや」搭載レーザ高度計(LALT)によって,月の全球地形図と地形モデルを分解能0.5度以下(距離約15km)の精度で作成した。これにより従来の数百kmの分解能を持つ全球モデルULCN2005によるものより詳しい月の地形が明らかになった。新しい月地形の球面調和解析の結果は,従来考えられていた以上に月が起伏に富んでいることを示した。「かぐや」で得られた地形と重力モデルを用いて計算した全球コリレーションとアドミッタンスは,月のアイソスタシー補償と月の進化過程に関する基本的な手がかりを与える。

シソーラス用語： *科学衛星 ,  *高度計 ,  *月 ,  *地形図 ,  アイソスタシー ,  *かぐや ,  *レーザ高度計 ,  *飛翔体
準シソーラス用語： アイソスタシー補償 ,  *全球地形図

分類 (3件)： 月  (DB04030P) ,  自然地理学  (DF01000Z) ,  測地学  (DC02000X)

引用文献 (20件)：

• ABE, S. Mass and Local Topography Measurements of Itokawa by Hayabusa. Science. 2006, 312, 1344-1347
• ARAKI, H. Observation of the lunar topography by the laser altimeter LALT on board Japanese lunar explorer SELENE. Adv. Space Res. 2008, 42, 317-322
• ARAKI, H. Lunar Global Shape and Polar Topography Derived from Kaguya-LALT Laser Altimetry. Science. 2009, 323, 897-900
• ARCHINAL, B. A. The Unified Lunar Control Network 2005. 2006
• ARCHINAL, B. A. Final Completion of the Unified Lunar Control Network 2005 and Lunar Topographic Model. Lunar Planet. Sci. 2007, XXXVIII, 1904

タイトルに関連する用語 (4件)： かぐや ,  レーザ高度計 ,  月 ,  地形