抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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偏光顕微鏡観察によりHPC水溶液の相図を作製し,等方相,コレステリック液晶相,相分離領域の3つの相領域を同定した。さらに異方相が出現する濃度を理論的に算出し,理論値と実験値がほぼ一致していることを確かめた。また,HPC溶液の相分離領域は等方相と構造を持ったコレステリック液晶相の混合系である。従って,動的に非対称な系であるために粘弾性相分離が起こると予想できる。得られた相図を基に,様々な濃度,heating rateにおける相分離パターンを観察した結果,濃度,heating rateに依存した相分離パターンが観察され,粘弾性相分離特有のネットワークやセルができ,HPC水溶液において粘弾性相分離が起こることを確認した。また,HPC水溶液のコレステリック液晶はガラスに対して濡れ性を持つことが分かり,濡れ性が相分離パターンに大きな影響を与えることを確認した。(著者抄録)