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J-GLOBAL ID:200902296599657418   整理番号:09A1024902

多孔質ネットワークに捕捉された過渡的なヘミアミナールのX線観測

X-ray observation of a transient hemiaminal trapped in a porous network
著者 (5件):
資料名:
巻: 461  号: 7264  ページ: 633-635  発行年: 2009年10月01日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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X線結晶構造解析は,結晶性化合物の直接構造解析に最適な方法である。時間分解X線結晶構造解析研究で例証されるように,その使用を化学変換のin situマッピングまで拡張することによって貴重な知見が得られる。しかし,不安定反応中間体には過渡的な性質があるため,重要な課題をもたらすことが多い。最近,多孔質配位ネットワークの細孔内で標準的な化学反応が起こりうること,またこれらのネットワークのロバストな結晶性によって付加物や生成物のin situ X線解析が容易になることが実証された。今回我々は,そのような系によって,通常過渡的で分離できない反応中間体のX線観測も可能になることを示す。我々の概念実証では,アミンとアルデヒドの単純でありふれた反応を調べている。通常この反応では,非常に短寿命のヘミアミナールが形成された後,シッフ塩基生成物が得られる。この反応のメカニズムは徹底的に調べられてきたが,ヘミアミナール中間体は非常にまれにしか観測されなかった。最初に,芳香族アミンが埋め込まれた多孔質ネットワークの構造を決定し,次に,この材料にアルデヒド基質を拡散させてアミンをヘミアミナール中間体に変換した。ヘミアミナール中間体は,動力学的に捕捉されているため,X線解析が可能である。最後に,系の温度を高くしてイミン生成物を得て,その構造を決定した。この結果は,多孔質ネットワーク材料が,化学反応中に起こる構造変換の逐次的なX線スナップショットを撮る手段となることを立証している。Copyright Nature Publishing Group 2009
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分類 (2件):
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X線回折法  ,  付加反応,脱離反応 
物質索引 (1件):
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