文献

J-GLOBAL ID：200902297079654820   整理番号：09A0158221

木造家屋床面の振動モード解析 鉄道により高振動数が卓越する床面の解析

EXPERIMENTAL MODAL ANALYSIS OF A FLOOR OF A WOODEN HOUSE An Analysis of the floor vibration which is predominanted with high frequency by running train

著者 (8件)： 佐野泰之 (アクト音響振動調査事務所) ,  伊積康彦 (鉄道総合技術研) ,  横島潤紀 (神奈川県庁) ,  冨田隆太 (日本大 理工) ,  石橋敏久 (鹿島建設 技研) ,  平松和嗣 (NTTファシリティーズ 研究開発本部) ,  成瀬治興 (愛知工大 工) ,  後藤剛史 (法政大 工)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 15  号： 29  ページ： 151-154  発行年： 2009年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,床面の固有振動を把握するためにモーダル解析を行いその振動性状を明らかにした。住宅の条件により異なるが,「建築物の振動に関する居住性能評価指針」が対象とする振動数範囲よりも高い振動数が卓越することがあり,この帯域での振動数伝搬性状について明らかにする必要がある。既論文(日本建築学会技術報告集No.24,p.203-206(2006))では部屋中央と柱脚の加速度比は63Hzが卓越していた。モーダル解析の実験では,建物内部の床面をインパクトハンマーで加振する方法を採用し,多数の受振点(約45cmメッシュ)で測定した。その結果,周波数応答関数には明らかな卓越ピークはないものの,床面全体の平均値は70~90Hzと高い振動数域が卓越する傾向であった。この測定結果を利用して内部加振を行った場合の測定点選定によるばらつきについても考察した。

シソーラス用語： *木構造 ,  独立住宅 ,  *床 ,  *モード解析 ,  交通振動 ,  固有振動数 ,  平面計画 ,  手工具 ,  加速度計 ,  振幅 ,  周波数依存性 ,  振動モード ,  モードパターン ,  増幅現象 ,  周波数帯 ,  振動試験 ,  衝撃ハンマ ,  振動公害 ,  環境被害
準シソーラス用語： 振動被害 ,  オクターブバンド

分類 (2件)： 鉄道騒音・振動  (TC01020C) ,  木構造  (RA04020P)

引用文献 (8件)：

• 1) 日本建築学会:建築物の振動に関する居住性能評価指針・同解説, 2004.5
• 2) 横島潤紀他5名: 木造家屋内における鉄道走行時の振動実測結果について, 日本建築学会技術報告集, No.24, pp.203-206, 2006.12
• 3) 上田周明: 高速鉄道走行に起因する木造住宅の振動と軽減, 日本建築学会論文報告集,No.345, pp.104-114, 1984.11
• 4) 佐野泰之他2名: 交通振動の住宅への振動伝搬性状の測定例 道路交通振動と地下鉄振動の伝搬性状の比較, 日本騒音制御工学会研究発表会講演論文集, pp.70-74, 2007.4
• 5) 永関慶樹他4名:鉄道走行時の家屋内振動実測結果について その1 調査概要と振動特性について, 日本建築学会学術講演梗概集D1, pp.297-298, 2004.9

タイトルに関連する用語 (6件)： 木造家屋 ,  床面 ,  振動モード ,  解析 ,  鉄道 ,  振動数