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J-GLOBAL ID：200902297413490892   整理番号：09A1105591

回折法による材料評価の新しい展開 1. 溶接残留応力とX線残留応力測定

Development of Materials Evaluation by Diffraction Method I : Residual Stress of Weld Section and X-Ray Residual Stress Measurement

著者 (2件)： 栗村隆之 (三菱重工業(株) 高砂研究所) ,  秋庭義明 (横浜国立大学大学院工学研究院)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 58  号： 10  ページ： 873-878 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶接部近傍の残留応力をX線法によつて精度よく測定するための方針を溶接部残留応力測定小委員会の活動の内容を基に概説した。大型構造物などで溶接時の熱履歴に起因して発生する残留応力は破壊・変形の両者に対して重要な要因となるため,溶接部の精度の良い残留応力測定技術が求められている。X線回折法は簡便かつ高精度な方法として各種分野で現場技術として用いられているが,溶接部においては熱履歴による材質変化や形状変化に起因したばらつきが生じる。X線法によるこのような測定応力のばらつきは主に測定方法の不統一に起因するものと考えられ。日本材料学会X線材料強度部門委員会では,溶接部残留応力測定小委員会を設立し,共同研究グループによる従来システムを用いた溶接部残留応力ラウンドロビン試験,高輝度放射光,中性子回折,歪解放法による測定及び応力解析を実施し,溶接部残留応力測定ガイドライン案を検討している。

シソーラス用語： *残留応力 ,  *X線応力測定 ,  X線回折 ,  測定精度 ,  手引 ,  指針 ,  溶接部 ,  熱履歴 ,  共同比較試験 ,  シンクロトロン放射 ,  中性子回折 ,  緩和現象 ,  学協会 ,  破壊 ,  塑性変形 ,  溶接構造
準シソーラス用語： ひずみ解放 ,  ラウンドロビン試験

分類 (2件)： 金属材料  (HC03020E) ,  溶接部  (WC07100I)

引用文献 (11件)：

• 1) Ed. Japan Stainless Steel Association, “Stainless Steel Data Book”, p.209 (2000) Nikkan Kogyo Shimbun Ltd..
• 2) Ed. The Iron and Steel Institute of Japan, “Data Sheet Series 3, High Temperature Tensile Test”, p.31 (1973).
• 3) T. Kurimura, “The Present Status of Residual Stress Measurement on Weld Section and the activity for its Standardization”, Proceedings of the 41^st Workshop on X-ray Studies on Mechanical Behaviour of Materials, pp.46-49 (2004).
• 4) T. Kurimura, Y. Sano and S. Ohkido, “An Interim Report of Sub-committee on Residual Stress Measurement of Weld Section”, Proceedings of the 55th JSMS Annual Meeting, pp.251-252 (2006).
• 5) T. Kurimura, Y. Sano and S. Ohkido, “An Interim Report of Sub-committee on Residual Stress Measurement of Weld Section”, Proceedings of the 56th JSMS Annual Meeting, pp.267-268 (2007).

タイトルに関連する用語 (7件)： 回折 ,  材料評価 ,  展開 ,  溶接残留応力 ,  X線 ,  残留 ,  応力測定