抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水中でのTEMPO触媒酸化と続く分解によって,天然セルロース,再生セルロースを,幅3~4nmおよび長さ数μmのナノファイバーに変換することができる。結晶化度または結晶サイズのどんな変化もなしに,酸化によって各々のマイクロフィブリル表面上に,相当量のC6カルボキシラト基を選択的につくることができる。水溶性の新規β-(1→4)-ポリグルクロン酸(セロウロン酸)を定量的に得た。アニオン的に帯電したセルロースミクロフィブリルの間の静電反発力と浸透圧効果は,水中では完全に個性化されたTEMPO酸化セルロースナノファイバーの生成を引き起こした。得られたTEMPO酸化セルロースナノファイバは,カーボンナノチューブに次ぐ細さで,500以上のアスペクト比を有している。ハイテク分野における環境に優しいナノ材料としてTEMPO媒介酸化で,天然セルロースの過程をダウンサイジングすることによって形成された新規セルロースベースのナノファイバーが用いられると予想される。