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J-GLOBAL ID：200902297684167698   整理番号：09A0650142

ICAを用いたブラインドMIMOシステムに関する基礎的検討

Fundamental Study on Blind MIMO System by using ICA

著者 (4件)： 菅井幸平 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  島田裕平 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山田寛喜 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山口芳雄 (新潟大 工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 35(AP2009 11-36)  ページ： 105-110  発行年： 2009年05月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： MIMOを用いたシステムは送受信の双方に複数のアンテナを用い,同一周波数で複数の独立な信号を送信し,これらの信号を受信側で分離することで大容量通信を行う技術であり,現在活発な研究が行われている。MIMOシステムは複数の信号が送信されるため,各信号は空間的に多重化されていると考えることができる。空間多重されたストリームは,受信機で互いに干渉するため,分離・検出する手法が必要となる。その信号分離手法として今までLSCE(Least Squares Channel Estimation)が広く用いられている。この手法は複数のトレーニングシンボルを必要とするため,スループットのオーバーヘッドが生じる。この問題点の解決策として,トレーニングシンボルを必要とせずに信号分離が可能である独立成分分析(ICA Independent Component Analysis)をMIMOシステムに適用するブラインド手法が提案されている。しかしながら詳細な検討はほとんど行われていない。そこで本研究では,そのMIMOシステムにおけるICAの性能評価を行った。同様なブラインド手法としてCMA(Constant Modulus Algorithm)をMIMOに適用することも提案されている。ここでは,MIMOシステムにおけるICAとCMAの比較検討も行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *独立成分分析 ,  *信号推定 ,  通信方式 ,  信号処理 ,  信号多重化 ,  チャネル推定 ,  誤り率 ,  QPSK
準シソーラス用語： BER【誤り率】 ,  *ICA ,  MIMO ,  *ブラインド推定 ,  空間多重 ,  信号分離

分類 (1件)： 信号理論  (ND02020G)

引用文献 (10件)：

• 唐沢好男. MIMO伝播チャネルモデリング. 信学論B. 2003, J86-B, 9, 1706-1720
• BIGUESH, M. Training-based MIMO channel estimation : A study of estimator tradeoffs and optimal training signals. IEEE Trans. Signal Processing. 2006, 54, 3, 884-893
• HYVARINEN, A. A fast fixed-point algorithm for independent component analysis. Neural Comput. 1997, 9, 7, 1483-1492
• BINGHAM, E. A fast fixed-point algorithm for independent component analysis of complex valued signals. International Journal of Neural Systems. 2000, 10, 1
• 塩見英久. 独立成分分析によるMIMO受信荷重の直接推定に関する基礎検討. 信学技報. 2008, A・P2008-4, 19-22

タイトルに関連する用語 (4件)： ICA ,  ブラインド ,  MIMOシステム ,  基礎的検討