抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
学習とは実体験により経験をつむことや,知識を蓄えることによって行動や思考が変化することである。学習には様々なものがあるが,本研究では学問に対しての学習に焦点を当てた。本稿では,実験学習とテキストベースの学習と連携を強めるために,実物体とARを用いて化学実験学習の補助を行うシステム”ARChemistry”について述べる。本研究では,テーブルトップインタフェースを用いて実物体とARを用いた仮想実験空間を構築し,仮想化学実験空間を実現した。この仮想化学実験空間では,実物体を用いた実験学習を行うことができ,必要となる関連情報はテーブルトップ上に表示可能となる。また,仮想物を用いることで肉眼では見えないものを可視化した。そして実験の作業を記録することで,実験のフィードバックを可能にした。実際の実験では不可能であった”どの手順で”,”誰が”,”何の操作を”間違えたのかが明確に判定できるようになり,学習内での失敗を特定できるようになった。本システムを用いて,操作性と実験内容に関する評価実験を行った。その結果,拡張現実空間とテーブルトップインターフェースが有用に働いていることを確認することができた。(著者抄録)