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J-GLOBAL ID：200902298444156539   整理番号：09A0389719

分散型電源の動特性を考慮した将来型配電系統の集中型電圧分布制御方式の検討

A Study of Centralized Voltage Profile Control of Distribution Network considering Dynamics of Distributed Generator

著者 (7件)： 辻隆男 (横浜国立大学 大学院工学府) ,  戸村康佑 (横浜国立大学 大学院工学府) ,  大山力 (横浜国立大学 大学院工学府) ,  橋口卓平 (九州大学 大学院システム情報科学研究院) ,  合田忠弘 (九州大学 大学院システム情報科学研究院) ,  丹下誠視 (三菱電機(株)系統変電システム製作所 電力系統部) ,  野村俊夫 (三菱電機(株)系統変電システム製作所 電力系統部)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 129  号： 4  ページ： 507-516 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 分散型電源を大量に含む配電系統では電圧維持が非常に困難な課題となる。これに対し,配電系統内に配置される分散型電源を活用して無効電力制御を実施できれば,追加的な設備投資を行うことなく電圧の面的な制御が可能となりうる。そこで,本論文では,分散型電源の力率制御機能を活用して系統電圧を維持する制御手法として「集中型電圧分布方式」に着目し,導出された最適解に到達するまでの制御手順に関する検討を行った。具体的には2種類の最適化計算を用いて2つの制御指令値を生成し,インバータで連系する分散型電源には電圧制御目標値を与えてAVR運転を実施し,交流で直接連係する分散型電源には力率制御の目標値を与える手法を検討した。そして,ノードモデル系統で数値計算を実施し,実効値レベルの計算において適切な制御が実現されることを確認した。

シソーラス用語： *電圧制御 ,  *配電系統 ,  *分散型電源 ,  *系統運用 ,  最適制御 ,  動特性 ,  集中管理 ,  力率補償 ,  電力制御 ,  *無効電力
準シソーラス用語： 電圧分布制御 ,  無効電力制御

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (7件)：

• (1) T. Tsuji, T. Goda, K. Ikeda, and S. Tange: “A Study of Autonomous Decentralized Voltage Profile Control of Distribution Network considering Economic Efficiency”, IEEJ Trans. PE, Vol. 128, No. 1, pp. 174-185 (2008-1) (in Japanese)
• 辻 隆男・合田忠弘・池田一成・丹下誠視:「経済性を考慮した将来型配電系統の自律分散型電圧分布制御方式」, 電学論B, 128, 1, pp. 174-185 (2008-1)
• (2) K. Tomura, T. Tsuji, T. Oyama, H. Fujiura, and T. Goda: “Centralized Voltage Control Method using Distributed Generators calculated by Optimal Power Flow”, The Papers of Technical Meeting on Power System Engineering, IEE Japan PE-07-123; PSE-07-138 (2007) (in Japanese)
• 戸村康佑・辻 隆男・大山 力・藤浦広旭・合田忠弘:「最適潮流計算による分散型電源を活用した集中型電圧分布制御方式」, 電気学会電力技術電力系統技術合同研資, PE-07-123; PSE-07-138 (2007)
• (3) 新田目倖造: 電力系統技術計算の応用, 電気書院 (1981)

タイトルに関連する用語 (5件)： 分散型電源 ,  動特性 ,  将来 ,  配電系統 ,  電圧分布制御