文献

J-GLOBAL ID：200902298689996680   整理番号：08A0248946

加工穴を利用した微細放電加工法の高精度化

Improvement of Accuracy of Micro EDM Using Self-Drilled Holes Method

著者 (5件)： 山崎実 (東京都産業技術研究セ) ,  鈴木岳美 (東京都産業技術研究セ) ,  森紀年 (東京都産業技術研究セ) ,  寺西義一 (東京都産業技術研究セ) ,  国枝正典 (東京農工大)
資料名： 精密工学会誌(CD-ROM)  (精密工学会誌論文集)
巻： 74  号： 3  ページ： 264-268  発行年： 2008年03月05日 
JST資料番号： F0268B  ISSN： 1348-8716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 加工穴を利用した微細放電加工法は,自分であけた穴を工具として極性を変えるだけで軸加工ができ,基準の位置合わせが必要なく効率的で簡便に成形できる加工法である。本研究ではこの方法で成形板が出口側まで消耗してない場合でも成形した軸にテーパが生じるメカニズムについてシミュレーションにより解明した。またストレートな軸の成形が可能な軸成形法を提案した。これにより得た主な知見を次に示した。1)成形板の出口側まで消耗してない場合でも軸がテーパ状に成形される原因として,放電は極間距離が最小の位置だけでなく極間距離が広い位置でも生じ得る確率的な現象であること,乱数を用いて極間距離が広い位置でも放電が生じ得るシミュレーションにより,軸がテーパに成形されるメカニズムを解明したこと,2)スパークアウト法,ステップ送り法によりストレートで長い軸が成形できること,特にスパークアウト法は加工時間が長いが段差の無い長いストレート軸が成形できること,またステップ送り法についてはステップ時の位置決め精度の影響で軸に段が残ることがあるが短時間で長いストレート軸が成形できること。

シソーラス用語： *放電加工 ,  *マイクロマシニング ,  *穴あけ ,  細孔 ,  *軸 ,  電極 ,  極性 ,  解析モデル ,  計算機シミュレーション ,  摩耗 ,  微細構造 ,  加工時間 ,  *加工精度 ,  計算機利用 ,  利用 ,  機械的性質 ,  性質 ,  時間 ,  加工条件 ,  条件
準シソーラス用語： *工作精度

分類 (1件)： 特殊加工  (QC04000Y)

引用文献 (6件)：

• MASUZAWA, T. Wire Electro Discharge Grinding for Micro-machining. Annals of the CIRP. 1985, 34, 1, 431
• 山崎実. 加工穴を利用した微細放電加工法の研究. 精密工学会誌. 2006, 72, 5, 657
• KUNIEDA, M. Simulation of Die-Sinking EDM by Discharge Location Searching Algorithm. IJEM. 1998, 3, 79
• 千代知子. 放電加工における電極消耗シミュレーション. 1995年度精密工学会春季大会講演論文集. 1995, 981
• KUNIEDA, M. Factors Determining Discharge Location in EDM. IJEM. 1998, 3, 53

タイトルに関連する用語 (4件)： 加工穴 ,  微細 ,  放電加工法 ,  高精度化