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J-GLOBAL ID：200902299131165495   整理番号：09A1173956

キャピラリー・バリア地盤における雨水浸潤挙動の現地計測と限界長の評価

Field Measurement of Rainfall Infiltration in Capillary Barrier of Soil and Determination of Its Divergence Length

著者 (4件)： 森井俊広 (新潟大 農) ,  竹下祐二 (岡山大) ,  井上光弘 (鳥取大 乾燥地研究セ) ,  松本智 (新潟大)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 263  ページ： 559-565  発行年： 2009年10月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土のキャピラリー・バリアは,砂層とその下部に礫層を重ねて傾斜させた単純な構造の土層地盤をいう。圃場斜面に砂と礫からなるキャピラリー・バリアを造成し,土中水分量と降水量を約4ケ月にわたって計測した。下層の礫層内の水分量変化を上部の砂層のそれと比較し,両層の間の傾斜した境界面に沿って,浸潤した雨水が効果的に補足されるのを確認した。計測より,境界面に沿った流れが礫層へ浸潤し始める破過現象を示唆する結果を得た。土の不飽和水分特性と地盤の構造条件に基づいて,破過が生じるまでの限界長の大きさを推定した。これを計測結果と比較することにより,これまでに公表されている限界長の予測式の妥当性を確認した。限界長は地盤の構造形状と材料を選択する際の重要な設計パラメータとなるため,キャピラリー・バリアを用いた斜面減災工の開発に向け貴重な知見を得たことになる。(著者抄録)

シソーラス用語： *障害物 ,  *雨水 ,  *浸潤 ,  計測 ,  長さ ,  砂層 ,  礫 ,  土壌含水量 ,  不飽和土 ,  斜面 ,  破過特性 ,  現場測定 ,  限界長さ
準シソーラス用語： *キャピラリー・バリア ,  現場計測 ,  限界長

分類 (2件)： 透水性,浸透水,土中水  (RA03040E) ,  水理学一般,水理実験  (RC10011E)

引用文献 (16件)：

• 地盤工学会. 土質試験の方法と解説. 2000, 61-92;214-229
• 地盤工学会. 不飽和地盤の挙動と評価. 2004, 191-193
• 小島倫直. 湾曲キャピラリー・バリアの限界長に関する研究. 農土論集. 2004, 232, 51-58
• KUNG, K-J. S. Preferential flow in a sandy vadose soil, 2, Mechanism and implications. Geoderma. 1990, 46, 59-71
• 宮崎毅. 傾斜キャピラリーバリアーの限界長に関する研究. 農土論集. 1995, 179, 49-56

タイトルに関連する用語 (9件)： キャピラリー ,  バリア ,  地盤 ,  雨 ,  水浸潤 ,  挙動 ,  現地計測 ,  限界長 ,  評価