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J-GLOBAL ID:200902299348212599   整理番号:09A0081135

結節乳頭核のアデノシンは,A1受容体を介してヒスタミン作動系を阻害し,ノンレム睡眠を促進する

Adenosine in the tuberomammillary nucleus inhibits the histaminergic system via A1 receptors and promotes non-rapid eye movement sleep
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巻: 105  号: 50  ページ: 19992-1997  発行年: 2008年12月16日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アデノシンとその受容体は,ノンレム睡眠を促すことは,よく知られているが,その分子レベルでのメカニズムは明らかにされていない。そこで,本報では,ラットの脳を対象にアデノシン受容体の免疫組織染色を行い,発現部位を調べた。その結果,アデノシンA1受容体は結節乳頭核のヒスタミン作動性神経細胞に発現していることがわかった。さらに,A1受容体アンタゴニストであるN6シクロペンチルアデノシン(CPA)を結節乳頭核に投与したところ,前頭皮質でのヒスタミン放出が減少した。CPAをラットの両側結節乳頭核に投与したところノンレム睡眠が促された。また,A1受容体やヒスタミンH1受容体のノックアウトマウスでは,CPAを投与しても野性型と異なり睡眠が促されなかった。以上のことから,結節乳頭核の内因性アデノシンは,A1受容体を介したヒスタミン作動系を抑制することでノンレム睡眠を促すことが示された。
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物生理一般  ,  中枢神経系  ,  細胞膜の受容体 

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