特許
J-GLOBAL ID:200903000311476691

高強度低延性の非調質鋼部品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-009675
公開番号(公開出願番号):特開平11-199924
出願日: 1998年01月21日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 コンロッドは本体1とキャップ2とを別々に熱間鍛造し、機械加工した後一体化しているが、熱間鍛造を一体物素材で成形し、これを2部分に引張破断させて上記2部分に分け、その後で一体化することによりコスト低減を図る方法に適した高強度で適切に低延性な非調質鋼部品を製造する。【解決手段】 成分の内特にC、Si、Mn、V含有率を最適にし(重量%でC:0.40〜0.70%、Si:1.0超え〜2.0%、Mn:0.10〜0.30%未満、V:0.05〜0.30%、Cr:0.05〜1.0%、V:0.05〜0.30%、Al:0.010%未満、及び、N:0.0020〜0.0200% )、Ceq:0.80〜1.10%の鋼材を熱間鍛造し空冷して、フェライト面積率10%以下と残部パーライト又はパーライト+ベイナイトとからなり、引張脆性破面で且つ600N/mm2 以上の降伏応力をもつ鋼材にする。
請求項(抜粋):
C :0.40〜0.70wt.%、Si:1.0超え〜2.0wt.%、Mn:0.10〜0.30wt.%未満、P :0.010〜0.100wt.%、S :0.010〜0.100wt.%、Cr:0.05 〜1.0wt.%、V :0.05 〜0.30wt.%、Al:0.010wt.%未満、及び、N :0.0020〜0.0200wt.%、を含み、残部Fe及び不可避不純物からなり、炭素当量Ceqが、0.80〜1.10wt.%の範囲内にある鋼材を、熱間鍛造し、そして前記熱間鍛造の後で空冷し、こうして得られた鋼材に、前記鋼材のミクロ組織が面積率で10%以下のフェライトと残部がパーライト又はパーライト及びベイナイトとからなり、前記鋼材の引張破断による破面が脆性破面を呈し、且つ前記鋼材の降伏応力が600N/mm2 以上である各特性を付与することを特徴とする、高強度低延性の非調質鋼部品の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/24 ,  C22C 38/60
FI (4件):
C21D 8/00 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/24 ,  C22C 38/60
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 高強度・低延性非調質鋼
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-338650   出願人:住友金属工業株式会社
  • 特公昭60-045250
審査官引用 (4件)
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