特許
J-GLOBAL ID:200903000371281474

油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-331050
公開番号(公開出願番号):特開平9-144801
出願日: 1995年11月27日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 車高自動調整式の油圧緩衝器において、乗り心地を向上させるとともに、オイルタンクのブラダの耐久性を向上させる。【解決手段】 ケース2内にシリンダ3を挿入してリザーバ室5を形成する。シリンダ3内にピストン14を嵌装する。ピストンロッド15内のポンプチューブ23にポンプロッド28を挿入してポンプ室29を形成し、逆止弁32,33を介してシリンダ下室3bおよびオイルタンク37に連通させる。ピストンロッド15の伸縮に伴うポンプ室29の作用によってオイルタンク37からシリンダ下室3bへ油液を供給し、オリフィス通路36によってシリンダ下室3bからオイルタンク37へ油液を戻して車高を一定に調整する。オイルタンク37をケース2の外周部に別置したのでリザーバ室5およびオイルタンク37の容量を大きくとれ、乗り心地が向上する。ブラダ43(可撓膜)は、車高調整時にのみ変形されるため、変形の頻度が低く耐久性が向上する。
請求項(抜粋):
一端が閉塞され他端が開口されたケースと、該ケース内に挿入されて前記ケースとの間に環状のリザーバ室を形成するともに内部に油液が封入されたシリンダと、該シリンダの一端に設けられて前記シリンダ内とリザーバ室とを連通させるベースバルブと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されて前記シリンダ内を2室に画成するピストンと、一端が該ピストンに連結されて他端が前記シリンダの外部に延出された中空のピストンロッドと、一端が前記ベースバルブに連結され他端が前記ピストンに挿通され前記ピストンロッドの中空部内に設けられたポンプチューブに摺動可能に嵌合されて該ポンプチューブ内にポンプ室を形成するポンプロッドと、該ポンプロッドの一端に接続されて内部に油液が貯留されたオイルタンクと、前記ポンプロッドに設けられ前記オイルタンクとポンプ室とを連通させる第1ポンプ通路と、該第1ポンプ通路の前記オイルタンクからポンプ室への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記ピストンロッドに設けられ前記ポンプ室とシリンダ室とを連通させる第2ポンプ通路と、該第2ポンプ通路の前記ポンプ室からシリンダ室への油液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記ポンプチューブと前記ポンプロッドとの間に設けられ、これらの相対位置に応じて、前記ピストンロッドが第1所定位置まで伸長したとき、前記ポンプ室とシリンダ室とを直接的に連通させる第1通路手段と、さらに前記ピストンロッドが第2所定位置まで伸長したとき、前記シリンダ室と第1ポンプ通路とを連通させる第2通路手段とを備え、前記オイルタンクは、前記ケースの外周壁と、該外周壁に嵌合された環状のアッパリングおよびロワリングと、該アッパリングおよびロワリングの外周部に嵌合された略円筒状のタンク壁とで形成され、内部が可撓膜によって前記第1ポンプ通路に連通するオイル室とガスが封入されたガス室とに画成されていることを特徴とする油圧緩衝器。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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