特許
J-GLOBAL ID:200903000468860932

量子ドットカスケードレーザ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-184786
公開番号(公開出願番号):特開平11-074608
出願日: 1998年06月30日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、強く狭い利得スペクトル、低しきい値電流動作が可能でその上容易に製造できるレーザ装置を提供することを目的とする。【解決手段】 量子ドット層各層が、それぞれ障壁領域で空間的に分離された量子ドットのアレイを備えていて、各ドットは所定の体積、および上位離散的エネルギー準位と下位離散的エネルギー準位を有し、前記上位離散的エネルギー準位は前記下位離散的エネルギー準位より高く、それにより量子ドットアレイ内の一個の量子ドット内で荷電キャリアが上位離散的エネルギー準位から下位離散的エネルギー準位に移る際、そのドット内で垂直放射遷移が起こるようにした量子ドット層を有し、電流の通過により、量子ドット内での垂直放射遷移に起因するレーザ動作を起こす量子ドットカスケードレーザ装置。
請求項(抜粋):
(1)電気的接続を有する基板層と、(2)前記基板の上に重ねられた1層以上の量子ドット層であって、この量子ドット層が複数層であるときは各層が層間障壁領域で分離され、またこの量子ドット層各層が、それぞれドット間障壁領域で分離された量子ドットのアレイを備えていて、各ドットは所定の体積、および上位離散的エネルギー準位と下位離散的エネルギー準位を有し、前記上位離散的エネルギー準位は前記下位離散的エネルギー準位より高く、それにより量子ドットアレイ内の量子ドット内で荷電キャリアが上位離散的エネルギー準位から下位離散的エネルギー準位に移る際、そのドット内で垂直放射遷移が起こるようにした量子ドット層と、(3)電気的接続を有し前記量子ドット層の上に重ねられるコンタクト層とを有し、その装置を流れる電流の通過により、量子ドット内での垂直放射遷移に起因するレーザ動作を起こす量子ドットカスケードレーザ装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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